けっきょくなにもしない

おじさんのひび

330円のいざない その2 Pocket/永井真理子

330円のいざない。第2弾。

na2ro.com

配信で音楽を聴くのが普通になっていますが、単曲より、アルバムが好き。あと手元に「もの」として持っていたい。

それは新しい作品だけでなく、むかしの思い出のアルバムも同じ。

今度もブッ〇オフの330円棚で見つけた懐かしいCD。

 

永井真理子

わたし世代だとご存じの方多いですよね。

いちばん有名と思われるのはこれ。

 

アニメも大ヒットしましたが、このオープニング曲も大ヒットしました。

永井真理子は1987年デビューから、結構売れていましたが、このヒットでトップ歌手になったイメージです。

小柄な彼女ですが、元気さと声のハリが素敵でしたね。

 

Poket

いやー、っぽいジャケットですね。

口と袖を隠す感じ。

1990年発売の永井真理子の2枚目のBESTアルバム。

前の年にもベストアルバムを出しているのですが、立て続けにヒット曲を出したので、間髪入れずに出たベストアルバムですね。

とくに、「ミラクル・ガール」や「ZUTTO」が入っているということで、アルバムチャートの1位になりました。

 

自分についた嘘

1曲目。このころのJ-Popによくある感じの、のりのいいキーボードから入る元気いっぱいな曲。

彼女の曲らしい、ストレートで純粋な歌詞。1990年というとバブル絶頂期で、すこしみんな疲れてきたというか、なにかおかしいぞという雰囲気が出てきたように思います。

うかれている人たちと、もっと純粋になろうという人たちと、反発する人たちと、はっきり分かれてきたように思います。

そんな時代に、彼女の歌詞は刺さったのではないかな、と思います。

 

ZUTTO

彼女の最大のヒットではないでしょうか。

この曲で紅白歌合戦に出場。

 

「ずっと、ずっとねぇ」という印象的なフレーズ。すごくかかっていたと思います。

この紅白で「結婚式で一番うたわれた曲」と言われていますが、確かに多かったように思います。

 

Ready Steady Go!

これまた彼女らしい歌。

「夢見て街に飛び出そう」という歌詞。このころに求められていた若者応援歌的な曲ですね。

でも、まだ景気もよかったので、勇気を持って飛び出せばまだなんかありそうだったなぁ。

まぁ、でもこのライブ映像でもわかるけど、ほんと元気いっぱいって感じですね。こういう人、いま逆にいないな。

 

Pepper And Solt

この曲知らなかったですが、今回聞いて一番好きかも。

ライブ映像はなかったので探してみてください。

歌詞がほんとこのころの若者を、そのまま描写している感じ。

ちょっと暗さもあり、不安もあり、でも勇気があればなにかできそうな、そんな時代をそのまま歌詞にしている感じですね。

ストレートすぎる歌詞が逆に今新鮮。

 

ベストアルバムではありますが

ベストアルバムってわたしあまり好きではないのですが、それはバラバラな時代、バラバラな感触がごった煮みたいになっているのが嫌なんですね。

 

ただ、このアルバムは前回のベストアルバムからわずか1年ということもあり、彼女の著しい成長期を納めているので、統一感があります。

まだまだ若い女性が、すこし大人の匂いも出てきている、そんな感じ。

 

また彼女の歌っている姿を見たいですね。

 

けっきょく、歌は応援歌。