けっきょくなにもしない

おじさんのひび

おめでとう アイヴァ・郁子・戸栗・ダキノ 7/4

むかしのきょう

今から108年前の1916年、アイヴァ・郁子・戸栗・ダキノの誕生日。

あなたはいわゆる「東京ローズ」の1人と言われています。

日系アメリカ人で、戦前に日本のおばに会いに一時的に帰国したが、戦争になり帰れなくなりました。

帰化を強要されるも拒否し、その後英語が話せるということで、アメリカやイギリス向けのプロパガンダ放送のアナウンサーとして働きます。

連合国の兵士からは「東京ローズ」と呼ばれていました。

しかし、アナウンサーであることは隠し、そのまま終戦しました。

 

戦後、多額の契約金のためアメリカのマスコミ取材に応じ、東京ローズの1人であることを告白。しかし、そのことでアメリカで「反逆罪」に問われてしまいます。

まだ戦後間もないころで日本人への差別が強いころの裁判、そのためか有罪になってしまいます。

その後も市民権はなかなか得ることができず、つらい生活であったようですね。

 

ようやく、市民権を得て、そして差別による被害者であったこと、実際は帰化を拒否しアメリカへの愛国の精神があったことが認められました。

 

かなり数奇な運命を歩まれていましたが、今では劇や映画であなたのことを残しています。最後は幸せでしたでしょうか。

 

けっきょく、戦争は命だけでなく人生も狂わせる。