わかいころに死ぬほど聴いたアルバムの16枚目。
少年と青春のつまった快作といっていいでしょう。
- マシュー・スウィート(Matthew Sweet)
- 100%FUN
- Sick of Myself
- We're The Same
- Giving It Back
- Everything Changes
- Lost My Mind
- Walk Out
- I Almost Forgot
- Get Older
- Smog Moon
- まとめ
マシュー・スウィート(Matthew Sweet)
1964年生まれのアーティスト。
バンド活動もしていたが、ソロでデビュー。
でもあまり成功はしなかったようです。
3枚目のアルバム「ガールフレンド(Girl Friend)」でようやくチャートイン。
この後軌道に乗っていきます。
MVでは彼の大好きな日本のアニメを使っています。
「コブラ」かっこいいよねぇ。
100%FUN


4枚目として発表されたのが、今回のアルバム「100%ファン(100%FUN)」です。
このジャケットの通り、子供のころの夢を具現化したような、大人になっても子供のような、彼の欲望をまとめたようなアルバムです。

ジャケット裏のこんな感じ。ギターを構えながら、古いエフェクターや、MTRをいじり、音を重ねて作ったような、そうギター小僧がすごいおもちゃを渡されて、夜も寝ずにコツコツと作り上げたようなアルバム。
まぁ実際はちゃんとスタジオで録音したと思いますが。
Sick of Myself
「自分にうんざり」という題名。
歌詞的にはちょっと寂しい、悲しいものですが、ストレートで激しく歪んだシンプルなギターがいいですね。
ライブでは盛り上がりそうです。
また、メロディも彼独特なポップだけど、少しマイナーな音階で、とてもよい。
日本人好きな音じゃないかな。
We're The Same
このビデオもいいですね。
彼の憧れの時代を見せているのかな。
またスタジオが舞台というのも彼らしい。
なんていうだろうか、悪い意味ではなく、音楽オタクの彼の夢。そんな感じ。
とにかく彼は楽器を弾いて、曲を作って、録音して、っていうのが好きなんだろうな。
で、ちょっと女性には奥手なのかな。
Giving It Back
またもストレートな歪みギターのリフから始まる曲。
そして、メロディやコーラスも秀逸ですね。
曲の途中のギターの音色、メロディもいい。
まさに、裏ジャケットのイメージですね。どんどん音を重ねちゃった、って感じだな。
Everything Changes
これもストレートで、わかりやすいというと失礼だけど、美しいバラード。
これは表ジャケットのイメージだな。
この絵にあるような、懐かしくも、雑多な子供時代。
やさしい両親なのか、温かい家なのか。
あまり悩みもなかった、あっても次の日には、遊んでいたら忘れてしまうような、そんな時代を思い浮かべているような。
Lost My Mind
ちょっとイギリスっぽい、サイケな感じの曲ですね。
題名もちょっとドキッとします。
でも、どんどん広がっていく感じの、解放されていく感じもします。
アルバム中盤の転換点という感じですね。
Walk Out
彼の幅広い音楽性がわかる曲。
ちょっとアメリカンカントリーロックのような感じもしますね。
この番組?のような雰囲気にもぴったりですね。
音楽仲間の前で演奏する、そう、音楽仲間ですね。
知らない人の前で演奏するというよりも、知り合いの前でやっている、というのが、なんか彼らしい。まぁ本当にそうなのかは知りませんが(笑)
I Almost Forgot
こちらも古き良きアメリカンミュージックというイメージですね。
彼の音楽性の広さがわかります。
バラードいいんだよな。マシューって。
Get Older
このアルバムで一番好きかも。
ギターサウンドも最高だし、ちょっと哀愁あるメロディも彼らしい。
ガレージのようなロック。でも優しい感じがいい。
Smog Moon
このアルバムを締めくくる、ちょっと荘厳なバラード。
ちょっと家に帰ろうとしているのか、現実に帰ろうとしているのか。
白くなった月を仰ぎ見ています。
まとめ
この100%FUNというアルバムは、やはり彼の少年時代から青年・青春を振り返るような、再びよみがえらせようとして、でもうまくいかない感じがする。
アルバムの構成としても、けっこう「やさぐれている」感じもするし、「ひきこもっている」感じもするし、「もがいている」感じもする。
アルバムのジャケットの絵を見ながら聴くと、特にそう感じます。
その中で「Smog Moon」で幕を閉じる流れはすごい好きですね。
もう一度聴きたくなるアルバムです。
けっきょく、流れって大事。