わかいころに死ぬほど聴いたアルバムの7枚目。
Private Eyes/DARYL HALL&JOHN OATES
彼らにとっては12枚目。1981年に発表。初のプラチナディスクとなった大ヒット作ですね。
すでに音楽界ではベテランというか、少なくとも中堅になっていたころ。
前作の「Voices(モダン・ヴォイス)」でもヒットし、このアルバムの表題曲「Private Eyes(プライベート・アイズ)」では3枚目の全米1位を獲得。
押しも押されぬトップスターとなった代表作品です。
DARYL HALL&JOHN OATES
金髪のホール、黒髪のオーツという、コンビ。二人は大学で知り合った。その後、紆余曲折ののち、二人はコンビを組むことになる。
ホールは音楽一家で育ち、ハイトーンで透き通るような声とハスキーな声が入り混じる、奇跡的なのどを持っている。R&Bが大好き。
オーツはギターを演奏し、ソウルやフォークを演奏。スポーツ選手でもあった。
デビューの「Sara Smile(サラ・スマイル)」でいきなり全米4位の大ヒット。
才能がありますね。
HALLの歌のうまさと、そのうまさをしっかり支えるOatesのコーラス
このアルバムは名曲ぞろい
さてこのアルバムですが、名曲ぞろいで、Hall&Oatesの魅力が爆発していますね。
1曲目の「Privayes Eyes(プライベートアイズ)」はちょっとマイナー調イントロから、ソウルなメロディ。サビの手拍子が盛り上がる。不思議な感じで、まさにHall&Oatesという感じ。彼ららしい名曲です。
ギターソロのメロディも素晴らしいですね。彼らならではの旋律です。
3曲目の「I Can't Go For That (No Can Do)」もAメロ、Bメロのアンニュイな感じとサビ前の美しさの対比が良いです。
その次4曲目の「Mano A Mano」。Oatesのかわいらしいメロディで明るいですが、差別や戦争に対してのメッセージソング。
「子供たちの手本になろうじゃないか」という部分が好きです。
6曲目の「Head Above Water」はノリノリのソウルフルな曲。一気に盛り上がり後半に入ります。アルバムの魅力はこういう緩急ですね。ここでこのアルバムは途中でやめられなくなる。※アヴィルラビーンの曲とは同名異曲です。
ラストの「Some Men」もサビがいいですね。彼らしい不思議な旋律とコーラス。
彼らの魅力は唯一無二なメロディと雰囲気ですね。
さわやかで、アーバンなおしゃれな雰囲気があるのですが、けっこう複雑なことやっていたり、ちょっと外しているというか、普通ではない部分があるというか。
数多くのアルバムと名曲を生み出しています。ぜひほかの曲も聞いてみてください。
またやってくれないかな。
けっきょく、あきないものって何か予定調和でないところがある。