けっきょくなにもしない

おじさんのひび

めちゃめちゃ聴いたアルバム その20 エニウェア/フラワー・トラベリン・バンド

わかいころに死ぬほど聴いたアルバムの20枚目。

記念すべき20枚目は日本が誇る世界に通じるスーパーロックバンドです!

 

レコードを借りてカセットに録音して聴いていましたが、物はもっていなかった。

 

ふいッと思い出し、CDを購入。

ぶっ飛びましたね!こんなバンド日本にいたんだ!と。

 

フラワー・トラベリン・バンド FLOWER TRAVELLIN' BAND!

内田裕也とザ・フラワーズが母体となって1970年に結成しデビュー。

内田裕也はプロデューサーとして参加しております。

ボーカルはジョー山中。わたし的にはあしたのジョー2の主題歌で印象深い。

ギターは石間秀機。のちにシタール奏者にもなる人で、非常に特徴的なギターを弾きます。

ベースは小林ジュン、ドラムは和田ジョージという布陣。

 

全曲英語で欧米のロック・ブルースと、日本の音楽の融合を目指しており、唯一無二感をだしています。

そして日本語ロック論争の火種を作ったことで有名ですね。

論争というが内田の一歩的な挑発とも言えますが。

 

ともあれ、日本語で歌うはっぴえんどともに、日本の音楽シーンを一気に成長させたバンドの1つであることは間違いないと思う。

 

そんなバンドのデビューアルバム「エニウェア(ANYWHERE)」は、確かに欧米追従的で基本カバーではあるが、単に追従しているわけではなく、日本ならではの色を入れ込もうとした苦労がうかがえます。

こんなイカしたジャケットあります?最高です!

ヒッピー風にも見えますが、ハーレーではなく、国産車の改造車。というか「族車」。

このころはカミナリ族かな。

これはまさに欧米ロックを日本のものにする、という意思表示ではないでしょうか。

 

ANYWHERE

タイトル曲。イントロはブルースハープのみ。

ブルースバンドかな?と思いますが、次の瞬間(2曲目)でぶっ飛ぶ仕掛け。

 

Louisiana Blues

マディ・ウォーターズのカバー。

 

東洋風のメロディを弾くエレキ、そしてゴリゴリのロック。

ながいギターソロ。曲は15分以上もあります。

この時点でノックアウト状態ですね。

こんな曲やって、当時の日本で人気出たのかしら。

 

BLACK SABBATH

オジー・オズボーンがボーカルを務めていたイギリスのハードロックバンドがありますが、デビューはほんの数か月前?すぐカバー?

 

これを選曲するセンスもすごいですね。普通はスルーしそうですが。

なぜこれを選んだのか、内田のアイディアでしょうかね?気になります。

 

HOUSE OF THE RISING SUN

アメリカ民謡ですが、こちらも重厚なロックになっています。

が、わたし的には演歌が混じっているような気がします。

ジョー山中のボーカルがすごいです!必聴!

 

TWENTY FIRST CENTURY SCHIZOID MAN

キングクリムゾンの曲。デビューアルバム「In The Court Of The Crimson King」の1曲目です。

この曲も「BLACK SABBATH」同様新しい曲ですね。前年に発表です。

なので、すぐカバーしている。

これは世界戦略なんですかね。

 

アルバムのラストは、1曲目と同じくANYWHEREです。

 

まとめ

かれらはこのアルバム発表後に、カナダへ移り、アメリカデビューを果たします。

その後日本に戻り活動。最終的に5枚のアルバムを発表して1973年に解散します。ので、3年弱だけの活動でした。

 

2007年に再結成をし、アルバムも1枚発表。

デビューアルバムから東洋音楽とロックの融合を進めていました。

2007年以降の再結成ライブは最高でしたね。

若いバンドで同じようなことを調整しているバンドも多かったですが、格の違いというか、迫力が違いましたね。かっこよかった。

特にジョー山中!かっこいい!

 

残念ながらボーカルのジョー山中は2011年に亡くなりますが、めちゃくちゃ喧嘩が強かったらしいですね。あの安岡力也にも勝ったという武勇伝があります。

 

型破り、ひところで言えばそんなバンドでしょうか。

 

けっきょく、セカンドアルバムもかっこよいです。