ここから書くのは昔の日記を書いた手帳を見つけたので、それをデジタルに残そうと思い書きます。
前書き
この日記は大学生最後の春休み。
友達は海外などに卒業旅行に行くのに、私はバイクでテントや寝袋を積んで、四国一周旅行へ旅立ちます。
前回は佐多岬から松山へ。7泊目。
今回は高松へ向かいます。今回は疲れが。。。
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1996年3月5日 火曜日 晴れ 寒い。。。
7:00に朝飯。8:30に出発。外に出たとたん「寒い」としか言えなかった。
今日は10℃もいかない。しかし、今日高松まで行かないと気曜日にかえれない。
道後温泉
まず道後温泉に行く。
明治に建てられ、夏目漱石の「坊ちゃん」にでたところで、皇族が松山にくると必ず入りに来る皇族用浴場と入浴のみの一階、お茶とお菓子付きの二階の3つがある。
かなり大きな建物である。
入浴だけでも280円と安い。
が、入るわけにはいかない。かぜをひく。
寒い!そして。。。
ここから国道11号で東へと向かい。
寒い!
頭が痛くなる。
かき氷を食べたときみたいだ。
2時間ほどして豊浜に達する。
ここで言うまいと思ったが正直に言おう。
こけました。
前のトラックが少しきついぶれーきをかけた。気づくのが遅く俺がブレーキを思いっきりかけ、タイヤがロックし、バイクの右側がトラックの後ろに当たった。
左側にこけた。
トラックは気づかなかったのか行ってしまい、バイクが無残にも倒れたままだ。
スピードは出していなかったので、体は大丈夫。
バイクを歩道に持っていき、エンジンをかける。
3回目でかかり異常はなし。
ただ、ヘッドライトが後ろに曲がり、右前ウインカーが取れ、右後ろウインカーがきれている。
ヘッドライトを手で戻し、右前ウインカーを取り付けた。
右後ろウインカーを開けたがわれてはいない。接触が悪くなっただけですぐ直った。
天を仰ぐ。
「よかった」
とおもい、すぐに
「すまん」
と思った。
あまりの寒さで頭はぼーっとし、指先の感覚はない。
すでに走行距離は1500kmを超えている。
疲れはピークに達している。
今日で9日目。
「今***(彼女の名前)に会いたい」と思ったが、
「***が乗っていなくてよかった」とも思った。
時間は昼前。
「とりあえず観音寺に行き休もう」
先へ進む
観音寺
観音寺で「きたの」といううどん屋に入る。やまかけうどん(650円)を頼む。
※うれしい、まだある!
あっという間に出てきた。
うつわ全体にとろろがのっかり、おいしかった。
いきかえった。
少し休んで店を出る。
今日の朝からは気づいてはいたが、唇と鼻の皮がぼろぼろだ。
長い間風に当たっていたせいだ。
あと2・3日なのに。
「がんばれ」と自分に言う。
観音寺には有名な銭形がある。「寛永通宝」の銭形である。
砂絵だ。
銭形平次のタイトルにでるやつだ。
江戸時代に当地の藩主がこの地に巡視にくるときに、歓迎する意味で一晩でつくったらしい。
上から見て円に見えるようにするため、楕円でできている。
これを見ると一生お金に困らないそうだ。
よかった、よかった。
これで迎えに行ける??
金刀比羅へ
377号線にのり30分ほどで琴平に着く。「こんぴらさん」参詣をする。
参道の入り口にバイクを預かってくれる家がある。そこの土産物を買えばタダでとめられる。
残念ながら時間がなく、すべては見れない。
本宮まで見に行くことにする。
とはいえ、往復1時間以上かかる。
境内の入り口の大門までは365段、本宮までは785段。一番遠い奥の院までは583段。
全部回ると3時間かかる。
本宮まで785段。かなりきつい。
大門まで参道の両側に土産物屋が並ぶ。
江の島の参道に似ている。
途中、御書院という建物があり、その大きさに驚いたが、本宮はもっと大きかった。
「荘厳」という言葉がぴったりだ。
海の神をまつっているので船会社が多く奉納している。
自衛隊も多い。
新しい船ができると写真を奉納している。
バイクを預けたところに戻る前、犬と遊び一休み。
今日の目的地まであとちょっと。
五色台で宿に泊まりたい。。。
高松の手前、瀬戸大橋の近くに五色台というところがある。
その山の上に国民休暇村がありキャンプ場がある。
が、もうだめ、体力的にボロボロだ。宿はあいているだろうか。。。。
部屋はあいていた!よかった!
国民休暇村は新しく建て替えておりとてもきれい。
ホテル並み、いやそれ以上だ。
飯もすごい。
風呂からは瀬戸大橋が見える。
疲れた。。。
部屋からの夜景は素晴らしい。
明日の寒いらしい。だけど明日で終わり。
高松⇒鳴門⇒徳島だ。
明日キャンプしなきゃ。
気をつけなきゃ。
金曜日の14時を楽しみに。
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あとがき
とにかく寒かった。そして長旅の疲れが出ていたのも確か。
無事故無違反でいかなきゃいけないのにね。やはり疲れは注意しないと。
事故というより、こけた、という感じではあった。
トラックはそのまま行ってしまったが。
文章も疲れが出てあまり書いていないですね。観光も楽しくなさそう(笑)。
この時はなんか時間に追われているね。いまなら、すくなくとももう少し余裕を見る計画にするけど、何をこんなに詰め込んでいるのか。
けっきょく、長旅では疲れを積もらせると大変