むかしのきょう
今から63年前の1961年、辻よしなりの誕生日。
いわずとしれたプロレス実況の名アナウンサー。
1980年代のプロレスブームをけん引した古舘伊知郎の跡を継ぎ、ワールドプロレスリングの実況を担当しました。
前任が前任ですから当時はいろいろと大変だったでしょうが、わたしは結構早くからファンに認められたのではと思います。
すごいと思います。
とくにこのことのプロレスファンは、かなりオタクというかコアな人がおおかったと思いますので。わたしもそうでしたが。
1990年代のあなたの実況はいろいろと思い出があります。
まずは新日本プロレスとUWFインターの全面対抗戦、10.9東京ドーム。
圧倒的な長州力をみて「問題になりません!」と言い切った。
小川直也vs.橋本真也の4.7東京ドーム、負けたら即引退スペシャル。
善戦するも最終的には小川のSTFで立つことのできない橋本に、「橋本立ってくれ!」の絶叫。
どちらも新日本プロレスのファンが会場で、テレビで叫んでいる声を、代表してくれました。
先日は、武藤敬司の引退試合の後に行われた、武藤敬司vs蝶野正洋の試合に急遽実況されました。あのころを思い出しましたね。ノアの大会なのに新日本プロレスみたいになったのはちょっと苦笑しましたが(笑)
どちらにしろ、あなたの実況というか、ファンの代弁は印象に残っています。
けっきょく、人の心を揺さぶるシーンは声がでてしまう。