むかしのきょう
今から149年前の1875年、柳田國男の誕生日。
わたしの愛読書です。
この本の世界にあこがれて遠野にも行きました。かなり前ですがね。
カッパ淵です。
日本人とは何か、を追い求め、民俗学を興した方と言われています。
それまで、単に昔はなしとか、地域に残るいわば逸話を、現地で見聞きし、文化を知り、まとめていきました。
とくにこの「遠野物語」は、岩手県遠野市に残る話を地元の人に聞きだしまとめています。
ただのむかし話ではなく、実在する人の話、起きた場所などが明確なものが多く、またその話の多さが、初めて読んだ時には衝撃でした。
カッパや仙人、雪女、山男、神様などの神秘的な存在と、実在する村人とのかかわり。
その境界がうすいというか、ないのがこの遠野なのかもしれません。
遠野はとてもきれいでした。この美しい村なら、こういう話が起きても不思議ではありませんね。
こういうところで話を聞いたのかな。
けっきょく、神秘的なものも人間がいたればこそ。
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