けっきょくなにもしない

おじさんのひび

おめでとう ショーン・マイケルズ(Shawn Michaels) 7/22

むかしのきょう

今から59年前の1965年、ショーン・マイケルズ(Shawn Michaels)の誕生日。

あなたは2004年2月のWWEさいたまスーパーアリーナで最初で最後のリアル観戦しただけでした。

たぶん、ガラケー。席も遠かったので、ぎりぎり。。。

トリプルHとの対戦でしたね。このころの黄金カード。

ただ、試合は盛り上がりわたしは終電ギリギリ。試合終了と同時にダッシュで駅に行きました。なので締めを見ていません。。。

ノーTVマッチでしたが素晴らしい試合でした。

 

とにかくあなたは、現在のプロレスを作った一人と言っても過言ではありません。

「すごいプロレスラーは、強いとか、勝つとかではなく、客を呼べる人」と言われますが、まさにあなたはそうでしょう。見に行った人は必ず夢中になり、必ずまた見に行きたくなります。まさにハード・ブレイク・キッドHBK

 

プロレスラーとしては、体の線も細いし、背が高いわけでもないですが、ビジュアルがよく、独創的な試合運びと、卓越したパフォーマンス、ちょっとおちゃめな動き。

そうしたあなたの功績を語るうえで必ずでるのが、史上初のラダーマッチ

リングの上につるされたベルトを、はしごを使って登って取るというもの。

そして反則なし。。。

 

あなたとレーザーラモン(Razor Ramon)の対戦でした。

はしごでたたくとか、登るところを落とすとか、そういうことは想像がつきますが、それ以上にありとあらゆる方法ではしごを使って攻撃し、攻撃されます。

いまでもラダーマッチはありますが、ほぼこの最初の試合で使い方はやりつくした感があります。

 

とくにわたしが好きなというか驚いた場面は、あなたがはしごに上ってベルトまであと少しというところで、レーザーラモンがはしごに体当たりをしてあなたを落とします。

あなたはトップロープ股間を打ち付けてしまいます。もう女性ファンは絶叫!

そのうえ足がロープに絡まる。ほどこうとすると今度は手が絡んでしまう。そのすきにレーザーラモンがベルトを奪取!

こんなラスト、思いもよりませんでした。(このビデオの4:30あたり)

何度見ても最高の試合です。

 

また、「プロレスは戦うが、相手との信頼関係がある」ともいいますが、特にあなたには感じますね。このレーザーラモン戦も親友であるレーザーラモンだからこんな危険な試合もできた。

トリプルHとも長年の信頼関係があったから、復帰後のあなたは抗争相手にトリプルHを選んだ(選ばれたかもしれませんが)

そして3~4年、激しい抗争を繰り返したのちの再合体!!

このときも熱かった!テレビの前で叫ぶほどでした。

日本ではディレイ放送なので再合体は知っているのに、です。

 

そして、大先輩リック・フレアー(Ric Flair)の引退試合もあなたは引き受けます。

「すまない。愛している。」という言葉をかけてのスイートチンミュージックは泣けます。このビデオの20:00くらい。

 

自身の引退試合は、WWEの偉人、レッスルマニア無敗のアンダーテイカー(Undertaker)でした。

この試合も、引退試合なのに、すごかった。これで引退なんてもったいない、と思いましたよ。10万人近い観客も大熱狂でした。これもアンダーテイカーとの信頼関係があったればこそですね。

 

最後、穏やかな表情でゆっくりと会場のファンに挨拶をし、リングから神に感謝をし、花道を帰っていくあなた。泣きましたよ。。。

 

 

すばらしいレスラー、というか、すばらしいエンターティナーでした。

いまでは後進の指導にがんばっているとか。

次々にスーパースターが誕生しています。まだまだあなたはこの業界になくてはならないですね。

 

けっきょく、いつかは終わるかもしれないが次につなげることはできる。