むかしのきょう
今から57年前の1967年、クリス・ベノワ(Chris Benoit)の誕生日。
あなたはテクニシャンなプロレスラーとして大好きでした。
プロレスラー「ペガサス・キッド」としてデビューした日本では新日本プロレスで大活躍されました。その後覆面を取りワイルド・ペガサスとしてトップ選手でしたね。
その後、ECW、WCW、WWEを渡りながらその後着実にステップアップされ、2004年のWrestleManiaXXではメインイベントをはられ、ついにWWEの世界ヘビー級王座を獲得します。
この試合はわたしの中では、すべてのプロレスの中でもベストな試合の1つです。
同じく日本やWCWで苦労をしたエディ・ゲレロ(Eddie Guerrero)もこの大会でWWE王座を防衛しましたが、2人がエンディングで抱擁する姿は号泣しました。
ついに夢がかなった2人がまぶしかったです。
ところがこのシーンはWWEの公式youtubeからは消されています。。。
あなたは40歳のとき、奥さんと息子さんと一緒に遺体で発見されました。
ご家族に手をかけ、その後自ら命を絶ったと。。。
原因はいろいろと言われましたが、慢性的な外傷性脳損傷が原因で、85歳のアルツハイマー患者のような脳であった、との発表もありました。
あなたの存在は歴史としてなかったことにはできない、ということで、試合は見ることができます。
その素晴らしい試合の中で、あなたの体がボロボロであったことを考えると、大変悲しいです。
また、エディ・ゲレロも2年前に急死されてしまいました。
プロレスというものは、見ている人に不屈の闘志、あきらめない心をみせ、人に勇気を与えるものと考えていますが、とはいえ、あなたの死を契機にプロレスラーの健康についての考え方がいろいろと変わってきております。
あなたが犠牲になったことは大変悲しいことですが、こうしたことが起きないよう、運営側も、ファンも考えなければいけないですね。
けっきょく、悲劇が起きてから変わるのは悲しいが必要。