けっきょくなにもしない

おじさんのひび

おめでとう クリス・ベノワ(Chris Benoit) 5/21

むかしのきょう

今から57年前の1967年、クリス・ベノワ(Chris Benoit)の誕生日。

 

 

 

 

あなたはテクニシャンなプロレスラーとして大好きでした。

 

プロレスラー「ペガサス・キッド」としてデビューした日本では新日本プロレスで大活躍されました。その後覆面を取りワイルド・ペガサスとしてトップ選手でしたね。

 

その後、ECW、WCWWWEを渡りながらその後着実にステップアップされ、2004年のWrestleManiaXXではメインイベントをはられ、ついにWWEの世界ヘビー級王座を獲得します。

この試合はわたしの中では、すべてのプロレスの中でもベストな試合の1つです。

 

同じく日本やWCWで苦労をしたエディ・ゲレロ(Eddie Guerrero)もこの大会でWWE王座を防衛しましたが、2人がエンディングで抱擁する姿は号泣しました。

ついに夢がかなった2人がまぶしかったです。

 

ところがこのシーンはWWEの公式youtubeからは消されています。。。

 

あなたは40歳のとき、奥さんと息子さんと一緒に遺体で発見されました。

ご家族に手をかけ、その後自ら命を絶ったと。。。

原因はいろいろと言われましたが、慢性的な外傷性脳損傷が原因で、85歳のアルツハイマー患者のような脳であった、との発表もありました。

 

あなたの存在は歴史としてなかったことにはできない、ということで、試合は見ることができます。

その素晴らしい試合の中で、あなたの体がボロボロであったことを考えると、大変悲しいです。

また、エディ・ゲレロも2年前に急死されてしまいました。

 

プロレスというものは、見ている人に不屈の闘志、あきらめない心をみせ、人に勇気を与えるものと考えていますが、とはいえ、あなたの死を契機にプロレスラーの健康についての考え方がいろいろと変わってきております。

あなたが犠牲になったことは大変悲しいことですが、こうしたことが起きないよう、運営側も、ファンも考えなければいけないですね。

 

けっきょく、悲劇が起きてから変わるのは悲しいが必要。