場所は神奈川の西
正式には大雄山最乗寺。大井松田ICから西へ向かった先にあります。
まっすぐの道なのでわかりやすい。
かなり険しい山です。
由来は人のつながり
曹洞宗のお寺で、600年以上の歴史を持ちます。
了庵慧明禅師という方が建てられたお寺です。
もともとは建長寺や京都などで修業をし、能登半島の總持寺で57歳まで修業した後に、故郷の神奈川に戻りました。
小田原で過ごしているときに、洗濯した袈裟を鷲が取って飛んでいきました。
みんなで追いかけると大雄山の木の上に引っかかっていました。
その下で座禅を組むと袈裟がおちてきたので、ここに寺を建てたとのこと。
そして実際に建設したのは、以前了庵慧明禅師の弟子であった道了さん。修業先からこの話を聞いて、尊敬する了庵慧明禅師のために滋賀から飛んできたそうです。
了庵慧明禅師が75歳で亡くなった次の日に道了さんは役目が終わったとして、天狗になったそうです。
尊敬する師匠のためすべてをささげた話ですね。
いざ!
駐車場は広いです。
そこからまず階段を上ります。
緑がきれいです。
本堂です。その前は非常に広い広場で、周りには受付や他のお堂に行く門があります。
ここから左へ行きます。
鐘楼
もとは道了さんが作ったそうですが今は3代目だそうです。まわりの彫り物が見事です。
また、寺中そうですが、コケに覆われていて雰囲気がいいですね。
龍の手水
結界門の手間にある手水。
双頭の龍です。すげーかっこいい。
ドラゴンクエストとか出てきそう。
結界門
名前の通りここから聖域のようです。
両側に天狗です。いわゆる天狗と言われるスタイルの両方があるのが面白いですね。
三面殿の狛犬
よく見ると子供がいます。数百年前につくられたようですが、とても珍しいですね。
顔もまた少し丸っこい優しい顔です。
三本の杉
三面殿のよこにある数百年の樹齢がある三本の杉。この真ん中はパワースポットということでパチリ。
多宝塔
丸いデザインが斬新ですね。なんか上がくるくる回りそう。
どうやって円にしたのか不思議です。
大雄山最乗寺最大のパワースポットへ
さぁ御真殿へ。道了尊が祀られているそうです。
この滝の向こうにあります。ここからも行けそうですが、どうもいけないみたいです。
もう一度結界門からこの階段を上ります。
まぁまぁきついです。
しかしここを登ると待っているのです。がんばります。
後光がさしています。というか強い日差し。この日は暑かったので、もう汗だく。
中をのぞくとすごく大きく威厳のある天狗の像。これは一見の価値ありです。
下駄
道了さんは山伏だったので一枚歯の下駄をはいていたそうです。
それにあやかってなのか、下駄が奉納されています。
このでかい下駄は最大の下駄だそうです。ただ2枚歯。
ほかにもたくさん奉納されています。
会社からの奉納もありますね。でも2枚歯。
慧春尼堂
了庵慧明禅師の妹で出家をし、彗春尼となった方のお堂。
最後は我が身を法灯(迷いを救う明かり)となった方。
訪れる女性が多く、紅白のたすきに願いを書いて奉納するとのこと。
なんかとてもやさしい雰囲気のお堂でした。
お土産
お守りもいろいろありますが、これにしました。
むかしから目や肝臓に効能があるとされた木で、この飴にはそれを粉末にして混ぜられているそうです。
酒飲みにもいいということで買いました。
パッケージが素晴らしいですね。
みなさんへのお土産にもいいと思います。
けっきょく、奥の院に行くのは暑くて無理だったので再挑戦します!