わかいころに死ぬほど聴いたアルバムの22枚目
LAメタル、ハードロックが流行った80年代
その中心人物がぶちこんだ、激しく派手なくさび、というか爆弾
- デイヴィッド・リー・ロス(David Lee Roth)のソロデビューアルバム「Eat'Em And Smile」
- Yankee Rose
- Shyboy
- I'm Easy
- Ladie's Nite In Buffalo
- Goin' Crazy
- Tabacco Road
- Elehant Gun
- Big Trouble
- Bump and Grind
- That's Life
- まとめ
デイヴィッド・リー・ロス(David Lee Roth)のソロデビューアルバム「Eat'Em And Smile」
その当時はもうベテランというか、兄貴的な存在だったヴァン・ヘイレン(Van Halen)
アルバム「1984」が大ヒットして、まさにトップバンドになりました
バンド名にもなっているギタリスト、エドワード・ヴァン・ヘイレン(Edward Van Halen)が中心
ライトハンドなど革新的で超絶的なギター奏法で人気となりますが、それまでのハードロック・メタルバンドのボーカルのイメージを覆す、デイヴィッドのエンターティナーぶりもすごい
が、こうして2人のフロントマンとなったヴァン・ヘイレン
まぁよくある仲たがいで、デイヴィッドは脱退
今回は彼のデビューアルバム(この前にミニアルバムは出していますが)!Eat'Em And Smile



日本語で言えば、「奴らを食って笑え」!
そのまんま(笑)
このアルバムジャケットのメイクももしかしたら「食〇族」?
たしか、そのころのインタビューで、「エディはギターは天下一品だが、人間的にはク〇だ!」的なことを言っていた(笑)
おそらく「ヴァン・ヘイレンに負けないバンド!」という意識で強力なメンバーを集めます
ギターは変態的に超絶ギタリストのスティーヴ・ヴァイ(Steve Vai)、ベースのヴァン・ヘイレンといわれたビリー・シーン(Billy Sheehan)、これ以降セッションミュージシャンとして有名になったドラム、グレッグ・ビソネット(Gregg Bissonette)
しかもヴァン・ヘイレンのデビューから手掛けているプロデューサーのテッド・テンプルマン(Ted Templeman)も引き入れます
まさにヴァン・ヘイレンにケンカを売った一枚ですね
Yankee Rose
1曲目からぶちかまします!
正直、この1曲目で、デイヴィッドの仕組んだ化学反応は、想像の10倍の爆発した感じですね
曲は、このころのハードロックの定石通りで、いいとかはさておき(笑)、彼のエンターティナー性をさらに押し上げる、バンドの爆発ぶり
刺激的です
Shyboy
ベースのビリー・シーンをスターダムに押し上げた1曲
スティーブ・ヴァイとの掛け合いもスリリングで最高!
これも曲の良し悪しというより、まさに胸ぐらつかんで「どうだ!」っていう感じですね
このアルバムの真骨頂かもしれません
I'm Easy
デイヴィッドは、古き良きアメリカンミュージックが大好きです
エディとは、ハードロックとしての方向性で食い違ったといわれますが、わたしはこの時、本当はこういう音楽をやりたいのかな?とも思っていました。
バラエティに富んだ音楽性は、より彼のエンターティナーとして押し上げています
こういう音楽でスティーブ・ヴァイのギターソロっていうのも貴重
Ladie's Nite In Buffalo
こういう雰囲気の曲の彼のボーカルも好きですね
ちょうど彼のトーンに合っている、とも思います
シャウトだけがハードロックではない
このライブではスティーブ・ヴァイの変態ソロが聴きごたえあります
Goin' Crazy
これはプロデューサーのテンプルマンからの指示っぽい、なんて思ってしまう
キャッチーで明るく激しい、LAメタルを意識した曲
ってか、ヴァン・ヘイレンを意識してません?(笑)
でも好きな曲です
Tabacco Road
いわゆるB面の出だし
こちらも古き良きアメリカンロックの香り
1960年にリリースされたジョン・D・ラウダーミルク(John D. Loudermilk)の曲
それをこの強力なバンドのポテンシャルを一気に吐き出すようにアレンジしています
かっこいいですね
こういうのはデイヴィッドの才能かなと思います。
Elehant Gun
ビリーの高速ベースがすごい!この曲はそのための曲
ライブでもそのテンションで演奏できるのがすごいね
1:35ごろからのソロがすんごい
Big Trouble
ちょっとエモーショナルな曲
後半に入ってすこし大人なデイヴィッド
前の曲のスピードとの対比もいいですね
こういうブレイク多用するのもこのころのハードロック・メタルの定石ですね
Bump and Grind
セクシーなぼーかるとしても人気でした
そんな彼を表現する曲ですね
このアルバムの中では地味な曲ですが、ビリー・シーンのベースがすごい、、、
また意外と展開がいろいろ工夫しているかな
意外と好きな曲です
That's Life
これからは俺の好きなように生きてやるぜ!という宣誓でしょうか
ミュージックビデオはほかの曲のMVを挿入していて、大団円できな作品になっていて、大好きですね
いろいろと苦労をした、思い通りにいかなかった、しいたげられた、あきらめかけた
でも、これが人生
またレースに戻る
「最後の大きなボールにのって死ぬ」
っていうのが彼らしいではないですか
単にこういう時代の曲が好きってだけではない選曲だと思う
まとめ
わたし、このアルバム、最初はすごいテクニシャンが集まったスーパーバンドをデイヴィッドが作った、という目線で聴いていました
たしかに、その通りで、ヴァン・ヘイレンにも勝る、まさに超人的なテクニックの応酬に驚きました
が、何度も聴いていると、その根底にあるデイヴィッドの不退転の決意、崖っぷちからの逆襲、笑い飛ばすような最後のThat's Life
もしかしたら、「皮肉」もあるのではないか
たしかに、このころのハードロック・ヘビーメタルは、超絶技巧、速弾きを競っていたところも大いにある
彼もそういうのは好きだとは思う(これ以降のメンバーもなかなかの技巧派なので)
でも、「大味(おおあじ)」、というくらいにそれを盛り込みつつ、最後に全く逆方向のThat's Life!
ちょっとニヤッとさせる、すばらしい展開
それをやり切れるのは、デイビッド・リー・ロスだからだろう
けっきょく、意思を感じられるのは面白い