けっきょくなにもしない

おじさんのひび

どうしても嫌い

わたし堅いのかね

 

どうしてもだめなことがある

 

わたしの乗る電車は、休日になると、観光地から帰る人が多く乗る路線。

ボックスシートでは、旅行帰りのグループは大勢のっているときがある。

それはべつにいい。楽しかったのだろう。

 

しかし、町中に入ってくると電車も混んでくる。

立っている人もちらほら出てくる。

にもかかわらず、4人席で2人だけ座って、空いている席に荷物を置いている人がいる。

ボックスシートにキャリーバックを入れて、人が入れないようにしている人もいる。

すごい人になると、横に人が立っていてもお構いなし。

 

老若男女問わず、よく見る。

 

こういう人、わたし大嫌い。

 

この立っている人より、おまえの荷物が上なのか?

 

カフェでも、混んでいるのに、4人席を1人で座り、荷物を広げ、コーヒーも残っていないのに、携帯をいじっているだけの人もいる。

 

荷物が多いんだよ

上にあげれない

すぐ降りるから

客だろ

金払っているだろ

俺だけじゃない

声をかけられればどかす

法律でもあんのか

海外ではこうだ

 

悪いけど、何を言われようとも、嫌いなものは嫌い。

そういう人が嫌い。

 

昔、大好きで付き合っている女性が、同じようなことをしたので、その場で別れた。

一気に冷めた。

それくらい嫌い。

 

もちろん、わたしも悪い面はいっぱいある。

わかっている。

でも嫌いなものは嫌い。

 

この食べ物は嫌い、っていうのと同じかな。

その食べ物に罪はない。わかっている。

好きな人もいるだろう。わかっている。

栄養がある、おいしいやつはおいしい。わかっている。

でも、俺は嫌い。食べられない。

それに近い。

 

10年くらい前に、仕事で地下鉄に乗っているとき、目の前にすごい荷物を持ったおばあさんが立った。

席を譲ると、

「あら!ありがとう!」

とすごい大きい声で言われてびっくりした。

 

次の駅で隣が空いた。

「ほら!空いたから座りなさい!」

また、大きな声で言われた。座った。

「すごい荷物ですね」と聞くと、

「これ仕事で使うの。わたし鍼灸師なの。まだ一人になって1年くらいだけど。」

 

「え?」

聞くとご主人が亡くなったあと、思い立って、鍼灸師の勉強をし、免許を取り、店で修業をして、最近開業したそう。

店は持たず、外にあまり出られないお客さんのところへ回るらしい。

 

にしても荷物が多い。

「これね、これから行くお客さんが、**のお弁当を食べたいっていうから買ってきたの。二人でお昼食べて、治療して、お茶飲んで、お話しするの」

とても楽しそうに、いろいろな話をしてくれた。

 

人が少なくなり、となりの席も空いてきたけど、おばあちゃんは荷物を膝に抱えたまま。

もちろん、わたしは席に荷物を置くのが嫌いですが、かなり空いているで置けばいいのにと思いました。

 

が、おばあさんが大事そうに抱えているので言えませんでした。

 

わたしの降りる駅になり、

「じゃあね、頑張って」と声をかけると

「あなたもね。生きている限りは仕事でもなんでもした方がいいわよ。動けなくなったらかわいそうだから。あぁ、その時はわたしが針打ってあげる(笑)」と名刺をくれた。

 

出ていく電車はほぼガラガラだけど、相変わらずおばあさんは荷物を抱えていた。

 

わたしの家からはかなり遠いので、治療を受けることはないかと思ったが、この言葉は沁みました。

 

この日から、少し物の見方が変わったかもしれない。

 

そう元気なうちは、謙虚に、でも存分に、いろんなことをやった方がいいな、と。

このブログ名の「けっきょくなにもしない」にはならないようにしようと。

 

あいかわらず、わたしは荷物を抱えます。

 

けっきょく、まぁイライラするのもよくないけどね。