今週のお題「こんなバイトをしてました」
書店が減っている。

むかし、小さい駅でも、駅前には書店や文具店がありましたよね。
古本屋もあったり、ちょっと専門的な本屋さんがあったり。
ちょっと寄って、雑誌を立ち読みしたり、発売日を調べてその日に買いに行ったり、定期購読を申し込んで毎回取りに行ったり。
Yahooニュースで、書店の支援策を国がやっていることを知った。
読売新聞の世論調査では、70%以上の人がこの支援策を支持する、とでたようです。
とはいえ、本を読む人が減っていることも事実。
最近、会社の同僚でも本の話はほぼ聞かない。
だいたいが、ネットの情報。そういいながら、わたしもブログを書いているのですが。
わたしは働き始めてから、30代半ばくらいまではよく読んだ。
電車が30分ちょっとくらいだったので、本を読むにはちょうど良かった。
もちろん、漫画も読んだけど、文庫本なら半月に1冊くらいは読んでいたかな。
その後しばらく読まなくなったのは、携帯が一般的になり、ゲームなんかもできるようになってからですかね。
電車内の暇つぶしのツールが変わったんですね。
40歳後半くらいからはまた読み始めた。なんでしょうね。
たまたま読んだ本が面白くて、それが広がっていった感じですね。
学生の頃、本屋さんでアルバイトをしていました。
北海道の大きなロードサイド店で、雑誌、文庫本、写真集、漫画、成人誌まで幅広く取り扱っていました。
北海道なので、冬になるととんでもない量を買うお客さんが多かった。
聞くと、農家さんで冬は暇なので読むんだそうで、文庫本100冊とか買っていきましたね。
一応「カバーしますか_」と聞くのですが、「はい」と言われたら大変。
バイト数人でカバーをしていきました。
残念ながら突然倒産をしました。
その時によく覚えているのが、本に挟んである伝票、スリップとか短冊と呼んでいました。
これを販売した時に抜き取って、まとめていました。
まとめて出版社に送ると報奨金がもらえたり、売れた本を補充(発注)するときに使っていました。そういえばもう最近見ないな。
そして本屋さん独特なのは返品。
本は、出版社→取次店→書店と流れますが、書店が売れなかった場合、取次店に返品ができます。
なので、大きな本屋が多かったのでしょう。たくさん仕入れても返品できますから。
もちろん、そんな単純な話ではありませんが、在庫リスクが少ないですよね。
でも、それが問題になって、返品を抑制する方式が増えたそうです。
それはそれで書店が減った理由の一つかもしれません。売れない本、少し前に発売された本は置けなくなった、というのが大きいでしょう。
やはり本はいっぱいあった方がいい。
同じ作者、同じジャンルを比べたり、全然気づいていなかったけど、平積みの表紙を見て「お!」と思うこともよくある。
もう一つ、本といえばの思い出。
学生の頃、バイトで引っ越し屋で働きました。
一番つらいのは本。本がいちばん重い。

最悪だったのは、大学教授の引っ越し。
本棚にはたくさんの本。みんなでひーひーいいながら運び出した。
やっと終わった、と思ったら、お客さんから「離れにもあるんです」。。。
そこには10倍くらいの本。。。腕が内出血で真っ赤になりました。
もちろん、引っ越しですから、引っ越し先では荷下ろしをしなければならない。
最悪でしたね。。。
引っ越しトラックのサスペンションがいつもより沈んでいたのを覚えています。
そう、本はある段階で整理しなきゃ。
けっきょく、手放すと読みたくなるんですよね。