むかしのきょう、今から104年前の1921年のきょう、テルミンが誕生した日です。
テルミン?知っていますか?
とても不思議なロシア(当時はソビエト連邦)生まれの電子楽器です。

レフ・セレゲーエヴィッチ・テルミンが、コンデンサの容量の変化で音が変わることを発見し、電極の片方を人間に置き換えることで演奏ができるようにしたのが、この楽器でした。
当時のソビエトは画期的な発明としてプロパガンダにも利用され、大々的に宣伝をされました。
アメリカでも特許を取り発売。しかし世界恐慌もあり成功せず、ソビエトに帰国。誘拐という説もありますが。
その後もテルミンが注目されるのは1990年代までなく、けっこう不遇な楽器ではありました。
しかし、有名なのはレッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)の「胸いっぱいの愛を(Whole Lotta Love)」の間奏ですね。
どれがテルミン?っとわかりづらいかもですね。
テルミンの演奏者といえば、テルミンのアメリカ進出にも影響したクララ・ロックモア(Clara Rockmore)です。
この震えるようなか細い音。これがテルミンですね。
Peter Pringleのテルミン。
こんなのもありました
かなり高等テクニックですね。ここまで繊細な音を出すのはなかなか難しそう。
全く不可思議で、独特な電子楽器ですが、シンセサイザーの登場でより日の目を見なくなってしまいました。
が、やってみたい!!
おもしろそう!
これで1曲やるには厳しそうだが、バンドで取り入れたいですね。
この動画では1919年との記載がありますが、まだ研究前なので違うのかな。
まぁ、でもこれを考えたときはふるえたでしょうね。
けっきょく、面白いものを見つけたときの感動は歴史にも残る