6大会が終わった。
昨年、オカダ、オスプレイがいなくなり、今年は内藤もいなくなった。

でも、こういうことは新日本プロレスはよくある話。
わたしとしては次を期待してしまう。
もちろん、彼らを推していたファンはすこし残念だろうし、ちょっと離れてしまっているかもしれない。
でも、その穴を埋めるべく、若手中心に残った選手が奮起する。
今年は棚橋の最後のG1 Climaxということで、棚橋ファンのわたしは感慨深い。
正直全盛期に比べれば、ではあるが、そこはベテランの味を出して相手を受け止める。
そう、それがいい。
また、昨年以上に若手の試合が素晴しい。
辻陽太、海野翔太、ボルチン・オレッグが一つ先を行っていた感があったが、ついにほかの選手も爆発しているように思う。
初戦のザック・セイバーJr VS 成田蓮は、成田蓮の最近見れなかったテクニックを思う存分出し、IWGP世界ヘビー級チャンピオンを苦しめ、そして勝利した試合。
すげー!と声を上げてしまった。
そう、成田蓮はすごい選手なのよ。最近の反則攻撃ばかりの試合で忘れていたが、ゴリゴリのレスラーなんだよ。ぜひ今後もこのスキルをたまに見せてほしい。
そして、上村優也。
クラシカルな試合運びはわたしみたいなおっさんにはたまらない。棚橋を継ぐのは彼ではないだろうか。
昨年のG1では最後にけがをしてしまい残念であったが、今年はその分を返してくれるような気がする。
仙台での辻との試合は残念だったが、その試合は素晴らしかった。
この二人が決勝戦になったら結構燃えるかも。
そして大岩陵平。かれもいいですね。大きな体とパワー。
若さ溢れるガッツ。思わず力が入ります。
彼も辻に負けてしまったが、辻の技を真正面から打ち返す姿は素晴らしかった。興奮しましたね。
最後は納得のいかない感じだったようですが、この対決も決勝で見られたら面白いと思う。
こうした若い選手がどんどんと頭角を現す中、あのスーパースターの訃報が届いた。
リアルアメリカン、ハルク・ホーガン(HULK HOGAN)だ。

彼に影響を受けなかったプロレスラーはいないのではないだろうか。
彼に似せる人、真逆に行く人、ベビーフェイスの人、ヒールの人。
だって、彼はそのすべてをやっている。
あのnWoだって、考えたのはスコット・ホール(Scott Hall)とケビン・ナッシュ(Kevin Nash)だろうが、 ハリウッド・ハルク・ホーガン(Hollywood Hulk Hogan)なしではありえなかった。
プロレスを、巨大なショービジネスにしていく中で、彼なしでは無理だったと思う。
毎日戦い、毎日テレビに釘づけにし、毎日多くのファンを会場に集め、毎日ファンを熱狂させた。
試合は大味で、今の新日本プロレスでやっているようなプロレスは彼にはできないだろう。でもそういうことじゃない。
この試合だって、技らしい技は非常に少ない。
でも、このレッスルマニア18(Wrestle Mania18)は、ほかの試合もすごかったのにこの試合の盛り上がりには全然勝てなかった。
派手な技、危険な技はなくても、ファンを沸かせる試合ができることを彼はプロレスビジネスの創世記から見せていたと思う。
もちろん、闇の部分もある。薬や、お金、スキャンダルや、差別発言など。ほめられたものじゃない部分も多い。
でも、いまの若い選手にもその匂いは残っている。だって、プロレスの土台を作ったんだから。それがうれしい。
ありがとうハルク。安らかに。
けっきょく、元気をくれるのがプロレス。