以前、本を読んでから興味が出て現地を巡った丹那トンネル。
事故や災害にあい、大変な工事だったが、その中で、住民に思わぬ大きな影響が出た水枯れ問題。
トンネルを掘ったことで、地下水脈に穴をあけてしまい、その水が流出。
その地下水で生活をしていたトンネルの上に住む人たちへの影響が大きかった。
大正から昭和初期にかけての工事なので、地質調査などの技術がないことから発生した悲劇ではありますが、やはり最近技術をもってしても難しいのですね。
リニア線の工事により、岐阜県瑞浪市大湫町では水枯れが発生しています。
リニアは直線で走れるように、品川と名古屋間のほとんどがトンネル。
その各地で、水枯れや水の噴出の影響が出ています。
もちろん、土の中を掘るのですから、全く影響が出ない、というのは考えづらいですが、この瑞浪市の影響はかなり大きい。
かつ、その対応をすることでトンネルの崩壊の危険性もあり、現在は工事を中断している状態。
静岡市のHP資料が図がわかりやすい。
問題発覚のころのニュース
やはり自然に対する影響というのはどうしても出てくるものですね。
けっきょく、人間は自然をすべて理解することは難しい。
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