毎日何かしらの記念日になっていますね。
今日はあの日。
そう、ふりかけの日!しらんがなって。
ふりかけの日
熊本で結成された国際ふりかけ協議会、通称IFAが制定。
なんかプロレス団体のようですが。
吉丸末吉さんの誕生日で、この方がふりかけの父だそうです。
もともと薬剤師だった吉丸さんは、カルシウム不足の解消のため、1913年に魚の骨を主原料にしたご飯にかける食品、ふりかけを作った方。
その商品が、「御飯の友」。現在は熊本の(株)フタバが製造。
ところが、いろいろ見ていると、この話、けっこうごたごたしています。
ふりかけの元祖問題
この話からこの「御飯の友」がふりかけの元祖といえそうです。
実際、全国ふりかけ協会が1994年に認定をしたとのこと。
ここもよくわからないが、国際ふりかけ協議会は熊本、全国ふりかけ協会は東京の業界団体のようです。全国ふりかけ協会はHPが見当たらずよくわからない。
全国ふりかけ協会の会長は(株)永谷園の永谷栄一郎社長のようです。
そしてこの元祖御飯の友に、広島の田中食品(株)が異議を唱えました。
田中食品の商業者田中保太郎が大正初期に海軍向けにふりかけ食を開発したとのこと。
一般発売が1916年。その商品が「旅行の友」。
西日本が中心ということで、あまり関東では見ないですね。
こちらも小魚をつかったカルシウムたっぷりのふりかけ。
「ふりかけ」という言葉も田中食品が初めてとのこと。
ただ、上記ページを読むと、原爆により資料のかなりの部分が消失しているらしい。
どちらかというと、この元祖認定の時に田中食品に調査の声がかからなかったとか、「一部企業による間違った判断」というのが納得いかなかったのでしょう。
認定から8年もたった2022年にこの認定は取り消しとなりました。
もう一つのルーツ
もう一つ、ルーツとされるふりかけが丸美屋食品工業(株)の「是はうまい」。
1927年発売。
時期としては他の2つより遅れていますが、結構ちかい日ですね。
こちらも魚のイシモチを使いカルシウム主体で開発されました。
その後、旅館の朝食は魚と卵ということで、卵を入れてタンパク質の確保を狙ったそうです。
それが「のりたま」。
それまでの魚中心のふりかけから、大きく進歩したという意味では、たしかに今のふりかけのルーツの一つといっていいでしょう。
ふりかけ天国
いま、日本で販売されているふりかけは1000種類以上とも言われています。
ご当地ものまで考えるともっとあるでしょうね。
わたしも大好きです。
会社でたまに宅配弁当を頼みますが、そのご飯の友にふりかけをいろいろ買って楽しんでいます。
Amazonで上の3つ以外の人気のふりかけから、食べてみたいものを並べてみました。
こりゃうまそう。「いか」ってふりかけには珍しいですね。
よく見るけど食べたことないな。丸美屋はこういう甘めなやつ得意なのかな。
鉄之助っていいですね。鉄分たっぷりなのかしら。
京都で100年って言葉でもういいですね。
でも京都だったら100年は長くはないか(笑)
韓国のりはしってますが、わかめか。これはパッケージにあるように豆腐とか、ほかの料理・食材で使えそう。
納豆のふりかけはほかにもあるけど、この写真がいいね。
うまそう。
けっきょく、炭水化物抜きには大敵。