美しい花を見る。なかなかない機会だけど、年を取ると、そうしたものを見ることが好きになる。
ヒスイカズラ
ヒスイカズラ、という植物をご存じでしょうか。
わたしは知りませんでした。
フィリピン原産の、名前の通りヒスイ色の花を咲かせるマメ科の植物です。
日本でも、温室のある植物園で見ることができます。
ちょうどいまが花の見ごろと、たまたま見かけた記事から興味がわきました。
小田原フラワーガーデン
小田原の駅からはかなり遠い。バスもあるけど、車ですね。
駐車場も入園も無料で、広い庭園は犬連れも可能。
トロピカルドーム温室のみ入場料200円がかかります。
※公式ホームページ
休日などは結構人がいますが、駐車場も広いので、まぁ入れると思います。
トックリヤシ
ドームに入るといきなりの大木。
トックリヤシというらしい。膨らんでいるところに水と栄養をため込んでいて、乾燥しているところでも大丈夫という植物。面白いですね。
ベニヒモノキ
名前の通り、紅色のひもが生えています。
なんなんでしょうね。これ。
とてもきれいで、ふわふわしています。
目的のヒスイカズラへ
ドームのほぼ中央にヒスイカズラの東屋があります。
マダツボミのヒスイカズラ。ヒスイというより紫ですが、不思議な形です。
開くとこんな感じ。上の方は花が開いていますが、下の方はこれから、という感じですね。
落ちた花を見ると、確かにマメ科の植物のようで、根元の豆の部分から落ちています。
ヒスイの色がとてもきれいです。
形も不思議。
なんか、妖精のようにも見えます。
ヒスイ色の植物は2種類しかないんですね。
花の色はすぐに変わってしまうとのこと。このはかなさもいいですね。
花粉はオオコウモリが運ぶのだそうです。温室の場合は人かな。
ドームの外周にもヒスイカズラが咲いているところがあります。
こちらは大きくて立派です。
いやー、ドームはどっち向いても逆光になるので難しい。
いろいろと面白いものがあったので、また別の記事で。
けっきょく、年を取ると花や木に興味がわく。盆栽というのはそういうことか。