風しんの予防接種クーポンが配布されて久しい。
検査とワクチンのクーポン
郵便で来てますよね。
今は定期的なワクチン接種が行われているようですが、「昭和37年4月2日~昭和54年4月1日生まれの男性」はそうしたものはがない。
たぶんわたしも受けていないし、なったこともないと思う。
そうしたわたしみたいな人に対して、風しんの抗体検査と予防接種を原則無料になるクーポンを配布していました。
あぁいかなきゃなぁと思いながら、日々ダラダラしていたら、期限が今年の3月31日になっていた。
風しん・麻しんとは
いわゆる「はしか」。
ウィルスによる感染症で、非常に感染力が強く、重篤になると命に係わる。
一度かかれば抗体ができて、もうかからないといわれている病気。
飛沫で感染し、2~3週間の潜伏期間を経て、高熱や咳など風のような症状になり、中耳炎や肺炎、脳炎を併発したりもします。
妊婦さんには大問題
妊娠初期の妊婦さんがこの病気にかかると、赤ちゃんが先天性風しん症候群という病気を持って生まれる危険性が高い、ということ。この病気は、聴覚障害や、白内障・網膜症、動脈管開存症なってしまうとのこと。つまり、一生の病気。
感染症の問題は、自分がかかるというのもありますが、人に拡散するというのが問題ですよね。。。といいつつ、検査やワクチンを接種することを忘れていた。
流れ
まず病院に行って、検査をします。
かかった経験、ワクチンの接種有無について問診をし、受けていない、もしくはわからない場合、血液をとり、検査をします。
この検査は、大きな病院でないと数日かかります。
この検査はクーポンで無料です。
抗体が少ない場合、ワクチンを接種できます。これもクーポンでまかなえます。
遅かった?
娘がいる。
それに、会社には若い女性も多く、万が一、わたしが「はしか」になった場合、彼女たちにどんでもない迷惑をかけてしまう。いや、迷惑どころではないな。
あわてて、病院へ電話。
「風しんのワクチンってまだ打てます?」
「今日来て!」
「え?」
「検査の日数と、それからワクチンを用意するので、3/31まで間に合うかギリギリ!」
「そうなんですか?」
「いま、ワクチンはとても品薄。また子供が優先になるので、時間がかかるかもしれない」
そう、いまワクチンがかなり品薄らしい。
検査に数日かかるというのも、案内には書いてありますが、ちゃんと認識していなかった。すいません。
その日急いで病院へ。
病歴やワクチンの有無など問診を受ける。正直覚えていない。たぶん受けてもないし、かかってもいない。ということで、血液検査。
検査結果で抗体が少ない場合はワクチンを取り寄せることになるので、時間がかかる。
そのため、「そうなったら受けるか?」の問いは先にありました。
結果
数日後、再度病院へ。
結果は届いていて、「32倍なので大丈夫です」とのこと。
なんの32倍?
この検査はHI法というもので、一定のウイルス量と段階的に希釈した血清を混ぜ、ウイルスの赤血球凝集を 抑制する希釈濃度で、抗体量を測定するもの。
なんのこっちゃですが、まぁ32倍まで薄めた段階、ということらしい。
8倍以下の場合は抗体がないため、ワクチンのクーポンの対象ということ。
なので、問題なし。
抗体量としては多くはないらしく、たぶん赤ちゃんの頃にワクチンを打ったのでしょう、といわれました。
必要なのか?
同僚に悲しい思いをさせてはならんので、最悪有償でもしかたなし。
ぼーっとしていたわたしが悪い。
わたしより若い方は予防接種を受けていたり、妊活の前に検査や接種する人も多いらしく、危険性は以前より低いという話もある。
でも、必要とか不必要よりも、生まれてくる赤ちゃんに一生の病気を残す危険性が少しでもあるならば、念には念を入れたい、というのが気持ち。
赤ちゃんはかわいい。
赤ちゃんは大事。
理由はそれだけ。
けっきょく、案内の手紙は来たらちゃんと読もう。。。