わかいころに死ぬほど聴いたアルバムの8枚目。
Shake Your Money Maker/THE BLACK CROWES
かれらの1990年のデビューアルバム。もう35年も前なのか。
この年のアメリカビルボードの年間アルバムチャートには、ジャネット・ジャクソンのリズムネーション、フィル・コリンズのバッド・シリアスリーなど。
The Black Crowesはロビンソン兄弟が中心となったバンドです。
たびたびメンバー交代や、解散、兄弟の確執などがありますが、今でも活動はしているようです。
兄弟バンドって必ずもめる?(笑)
この時代にしては、ゴリゴリのサザンロック、ブルースのバンドだったので、とても新鮮だったし、切れのよいギターサウンドが最高でした。
アルバムタイトルのシェイク・ユア・マネーメイカー (Shake Your Moneymaker)は、ブルースの名曲で、彼らとしてもフェイバリットなのでしょうが、アルバムには入っていません。のちのライブアルバムで収録はされています。
Twice As Hard
アルバムの1曲目、頭のごりごりのブルースギターと、スライドギターがたまらんですね。また、1曲目って結構ノリノリの曲が多いと思いますが、渋い、ミドルテンポの曲から始まるところが、彼らの心意気を感じます。
オヤジになるとさらに渋いですね。
みんなで歌える名曲と思います。
Hard To Handle
彼らのデビューシングルで大ヒットしました。
曲自体はオーティス・レディングの名曲ですが、彼らなりのノリの良さと、ギターサウンドが、ちょーかっこよかったです。
ソウルフルでかっこいい名曲!
これを彼らがやると
ソウルフルでロックで、かっこいい!
ギターサウンドがやっぱりいいですね。
ボーカルのクリスは色っぽくて、グラムロックな雰囲気もあります。
Struttin' Blues
サザンロックの雄、レーナード・スキナードのような豪快なロック。
ギターのリフもかっこいいし、曲の途中に少し静かになる部分などは、ちょっと哀愁がある。好きな曲です。
アルバム通して
まず、後に行くにつれて盛り上がってくる感じが、「アルバム」という感じ。
多くのアルバムは、1曲目とか前半にヒット曲、盛り上がる曲を持ってくるが、デビューアルバムから、しっかりと流れを考えているように思えます。
また、このころのロックは、派手なハードロックが全盛期だったし、ヒップホップなどのブラックミュージックが盛り上がってきたころ。
そんななか、ゴリゴリの南部ロックのバンドが出てきたことがうれしかったですね。
けっきょく、こういう生演奏の雰囲気があるアルバムも好き。