けっきょくなにもしない

おじさんのひび

おめでとう 東村アキコ 10/15

むかしのきょう

今から49年前の1975年、東村アキコの誕生日。

だいすきな漫画家さんの1人ですね。

 

とくにご出身の宮崎をネタにしたギャグ、実際のお父さんの破天荒な行動など、爆笑しつつもほっこりしますね。

 

宮崎という暖かい雰囲気がよりほっこりさを際立たせますね。

 

とくに好きなのはこちら。

「かくかくしかじか」

ご自身の半生記で、とくに高校生から大学生を主体とした学生時代に出会った絵の先生とのつながりを、真っ正直に書いた作品ですね。

この先生があなたの今を作った、ということがよくわかります。

 

アーチストにありがちな、何か天から降ってきたものを絵にするのではなく、書いて書いて書きまくって、その中から引きずりだしたものが、その人が表現できる絵になる、やはり厳しい、きついことから逃げるだけではだめだ、ということがテーマと思います。

ただ厳しいのではなく、先生もそれこそ命を削って本気で当たってきている。それをあなたが気づいた、いやもしかしたら気づくのが遅かった。

 

号泣しましたよ。わたし。わたしにも身に覚えがある。

というか、たぶん今生きている人ほとんどに身に覚えがある。

あんなに真剣に自分に向き合ってくれた人を、避けてしまった。

きついことからあまり考えず逃げてしまった。

面倒なことを避けてしまった。

 

それにより、何か足りない自分が今あることに、反省している。もう手遅れなのに。

そんな身につまされるような話でもありますが、宮崎の暖かい風景や花が癒してくれます。

 

けっきょく、自分を作るのは自分だけでは絶対にない。