むかしのきょう
今から70年前の1954年、スティーヴィー・レイ・ヴォーン(Stevie Ray Vaughan)の誕生日。
わたしが大好きなギタリスト。
まさに天才でした。
まだ無名のころに出演したフェスティバルで、デビット・ボウイ、ジャクソン・ブラウンに見いだされ、脚光を浴び、デビューアルバムから大ヒット。
その天才的なギタープレーと、エモーショナルな音楽性、わたしも初めて聴いた時は衝撃を受けました。
ジミ・ヘンドリックス以来のギタリストの誕生と思いましたね。
とんでもなく太い弦をなぜあそこまで自由自在に操れるのか、どうしてあんなに様々なトーンを出せるのか、生で見たときも口を開けたまま聴いていました(笑)
しかし、人気絶頂期にドラッグとアルコール中毒になりました。もう復帰は無理かと思いましたが、エリック・クラプトンの支援で復活。
そして名盤「In Step」というアルバムを出し、エリック・クラプトンとのツアーに出る。
ウィスコンシン州のライブの最後、クラプトンを含め16分間の「SWEET HOME CHICAGO」をジャムセッションをし、ヘリコプターでシカゴへ移動。
4機のうち1機が行方不明となり、なんとそこにはあなたが搭乗していました。
35歳でした。
わたしはそれを新聞の訃報欄で知りました。悲しかったです。
そして、その後に発売された兄ジミー・ヴォーン(Jimmie Vaughan)との共作「ファミリースタイル」はこんなに肩の力を抜いて楽しんでいるあなたも初めてでうれしかったし、これが亡くなった後に出るという悲しさもありました。
けっきょく、神に愛された人は早くお別れする。