旧甲州街道の宿場町を通る。
ちょうど中央高速の談合坂SAの北ですね。
なぜかよくわかりませんが、もともと少し下にあった集落が、集落ごと移転してきて宿場町を形成したとか。
そのころは15軒の宿があったそうですが、いまはないようです。
つげ義春さんの「貧困旅行記」でちょっと気になって、行ってみました。
つげさんは不思議と心が休まる街道にでた。萩原朔太郎の描く「猫町」のようななつかしくも少し怪しい集落。
でもそこが犬目宿だったのかが定かではない。数年後もう一度目指すも道に迷い、なかなかたどり着かず、あの集落がどこだかはわからなかったとのこと。
しかも、2度目に来た直前に大火事があり、半分が焼けてしまったとのこと。
その大火事は1970年2月12日とのことでした。
たしかに、山間にある普通の集落。ただ、本当に不便なところで、なぜここに宿場町を作ったのか、全くわからない。
もう一つここで有名なのが犬目宿兵助。
江戸時代の大飢饉に百姓一揆をおこしますが、意図に反して暴徒化してしまい、甲州一揆という大騒動になってしまって、兵助は身を隠したそうです。
ウィキペディアでは、千葉へのがれ、その後ひっそりと犬目に戻ったとのこと。
確かにお墓もありました。諸説ありだそうですが。
そもそもなぜ犬目なのかはわからないそうです。犬の目、、、あまり聞かないですよね。
少し西に行くと恋塚一里塚というものがありました。
とてもきれいな姿で残っています。「恋」とはあまり関係ないようです。
なんか、アニメとかで使えば聖地になりそうだが。
このまままっすぐ行くと大月方面にでます。
あとこの辺でもう1か所行きたかったのが大月駅近くの桂川付近。
中央高速から見えるものすごい崖を近くで見たかった。
向かいから見えそうな、桂川高月橋下の駐車場へ向かいました。
しかし、アユ釣りのシーズンで一杯で、アユ釣り客以外は入れない的なことを言われ、その手前から撮影。駐車場は無料っぽいが。
うーんよくわからん。
アユ釣りシーズンが終わったらもう一回来よう。
けっきょく、山間の集落はすこしミステリアス。